私も若い頃というか今もかw。職を転々とし、世間を漂っている身分でした。どうにかこうにか、落ち着いておりますが、その間、暇になると図書館とか行ってたくさんの本を読んでおりました。貧乏暇無しといいますが、実は貧乏は暇が十分にありました。(^^)
それで、それまでは小説ばかり読んでいたのですが、ひょんなことから、立花隆氏の著作に触れる機会がありました。
ちょうど暇な時期で、新聞で面白い記事などをスクラップというか、切り抜きしていたのです。それが溜まってきて難儀していた頃、講談社新書に立花隆氏の「知のソフトウェア」なる本を発見しました。それまで知らなかった情報管理の最前線を知ることができました。さっそく真似したA4ファイルの入るデスク家具を買い、それは今も私のデスクとなっております。
その後、立花氏の著作を立て続けに買い求め、読み耽りました。一番インパクトがあったのが、「青春漂流」でした。ここには今をときめく各ジャンルの代表的顔ぶれが揃っていましたね。各自、20代の頃の空白期間を経て、一人前に成長してく過程が語られており、私は深く感銘したのでした。
そこから転職を経て、今は介護職。思えば長い道のりだったようなあっという間の40年だったような。卒業した学部の看板とは似ても似つかない職種に付いていますが、後悔はありません。これが人間の生涯だな、と今思っております。
ま、結婚はしてませんが、今は充実しております。(^^)
サイクリングという趣味に出会って、様々な人と出会い、今があります。
悩みだすときりがないのですが、そういうとき、立花氏の著作を読み返し、ミクロからマクロまで視点を変えて冷静に物事を判断するようにしています。
本当に惜しい人物を失いました。もう立花氏の新作を読めないのかと思うと非常に残念であります。
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